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目覚まし代わりのDon't wanna know で目が覚めた。

今日は予定がびっしり

とは言っても、ちょっと仕事して、その後友人たちと遊ぶだけなのだが…

予定ではサウスベイトヨタに行きパーツを注文、

そこで仲良しのJoseとDavidに会いに行く。

その後ハンティントンビーチに住むRyanの家に行き

彼をお迎え、それから一緒にBlackFlysの事務所に遊びに行く。

まあ今日の予定はこんな感じ。

予定はあくまでも未定で、どう転ぶかが面白い。

昔はびっしり朝から晩まで予定をスケジュール表にまとめていたのだが

ここは

”自由の国アメリカ”

いや、、、

”自由な国アメリカ”

まったくもってスケジュール通りになんて事は進まない。

なので、今ではスケジュール表なんて作るのをやめた。

やらなきゃいけない事を箇条書きにするくらいだ。

その箇条書きを前半でいくつ消せるかが、LA旅行の後半の自由時間にかかわってくる。

ボクにとっては仕事もそうだが、この自由時間が大切な旅の目的だったりもするのだ。

何度も書くようだが、今回はぼぼ自由時間、時間はたっぷりある。

今日はこれから起こるであろう ”自由な国アメリカ” に期待する。

出発の支度を済ませ、いつものように小さめのリンゴとコーヒーを食堂から持っていく。

いつもの食堂係のメキシカンのおばさまに挨拶

Y「おはよ!」

M「あなたいつも最後ね」

相変わらずおばさまはテレビに夢中

怖い顔をしてニュースに見入っていた。

TVにはやはり、あのアホくさい髪型の金髪が映し出されていた。


車をマンハッタンビーチブルーバードに乗せ、東へと走る。

405フリーウェイを南に

ガーディナに入り、サウスベイトヨタに到着。

入口を入りJoseとDavidに再会

J「よう、兄弟!元気か?」

D「お~YASU、久しぶり!」

Y「元気だよ、調子はどう?」

なんていつものお決まりの挨拶

がっちりと握手を交わし、カウンター越しに肩を抱き合う。

部品の注文を早々に終え、2人にお土産を渡し、

久しぶりの再会なので、

久しぶりのいろんな話で盛り上がる。

するとJose

J「そういえばYASU、俺の銃見たいんだったよな?」

Y「うん!見たい、見たい!」

実はJose最近新しい銃を購入(もちろん合法ですのでご安心を!)

その新しい銃とはKRISS VECTOR

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映画バイオハザードでミラ・ジョヴォヴィッチが使用していたあの銃だ。

映画も銃も大好きなボクはJoseにおねだり。

J「じゃあ、今夜シューテイングレンジに撃ちにいくか?」

素敵な展開に少々興奮!

Y「行く行く!何時?」

J「じゃあ19:00にここで会おうぜ」

D「俺もM4持ってるから一緒に行くよ!」

とDavidも参戦

おお~KRISS VECTORにM4カービン

ワクワクしてきた。

今日の予定は早速、追加された。

こんな追加なら大歓迎である。

自由な国アメリカ!

最高!!

再度、約束の時間を確認してTOYOTAを後にする。

車に戻り、Ryanに連絡

Y「今から行くよ~」

R「OK、待ってるぜ~」

405を更に南下

ハンティントンビーチに到着

何年ぶりだろうか?Ryanに会う。

昔、BlackFlysのBBQで会ったきりだった。

数年ぶりの再会、笑顔で抱き合い、固い握手。

彼は早速、家に招いてくれた。

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彼はプロサーファー、今はスポンサー契約はしていないらしく

のんびり絵を書き、売りながら、今はその日暮らをしているようだ。

なんともうらやましい生活である。

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しかし彼の部屋はご両親の家のガレージ

ほぼ外同様…

そこにベットやテレビ、クローゼットを持ち込み、

なんとなく無理やり部屋にしている感じである。


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いいのか?Ryan?こんな感じで?

聞くと

Ryanはこう言い放った。

R「YASU、俺はね、仕事してこの子達と一緒にいる時間や自由な時間がなくなるくらいならお金なんていらないんだよ。」

彼はシュガーとキュウイという2匹の犬を飼っている。

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続けざまに

R「親のガレージで贅沢なんてできないけどサーフできて、飯食えて、着る服が少しあれば俺はそれでいいんだよ」

なんて自由なんだ。

彼の自由な生き方に少し驚いたが、憧れもした。

Y「そっか、Ryan楽しそうだね、いいねそういうの!」

R「だろ~YASUおまえもカリフォルニアに来いよ!」

Y「まっ、考えとくよ」

色々な意味で考えさせられた。

そんな話をしていると

突然Ryan

YASUごめん、いい波上がってるみたいだからちょっとサーフしてくるよ。

彼の部屋(ガレージ)に置かれた大型のテレビからは、

さき程からハンティントンビーチの海のライブ中継が流れていた。

話ながらも、彼はその中継に目を運び、波の具合を気にしていたのである。

流石、プロサーファー

早速ウエットスーツに着替えながらRyan

R「YASUもやる?」

Y「いいや、ボクはいいよ」

R「ごめんね、1,2時間くらい乗ってくるから適当にその辺プラプラしといてよ」

と言い彼は、彼の愛車、ビーチクルーザーを貸してくれた。

ホントに自由…

思わず笑えてきた。

まあハンティントンビーチでのんびり自転車なんて久しぶり

写真も撮りたかったんでプラプラすることにした。

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ここハンティントンビーチは道路とビーチの間に南北にサイクリングロードがある。

その道を自転車やスケートボード、ローラースケート、

インラインスケート、ランニングや三輪車

海を見ながら皆、自由に、おもいおもいに、風を切って走っていく。

ボクもその自由に紛れてみる。

ちょうどその日は退役軍人の日、ベテランズ・デーだった。

メインの広場ではセレモニーが開催されていた。

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セレモニーには目もくれずガンガン北上してみた。

北上すると段々と人はまばらになり、町並みは住宅街に変わり、

海はどこまでも遠く、空は果てしなく青く遠い。

どんどん寂しくなってきたし、飽きてきた。

いったん海に突き出すピアに戻ってみた。

沢山のサーファーが浮かぶ海に目を凝らすと

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いた、Ryan。

しばらく彼のサーフを眺めてみる事にした。

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流石プロ、波捌きも慣れたもの。

サクサクと波に乗って気持ちよさそうだ。

彼もボクのカメラに気が付き豪快にスプレー!

数本の波に乗り、満足したのか「帰るよ」の合図

ビーチに備え付けのシャワーを浴び

ウエットを脱ぎ、着替え、BlackFlysに向かう。

12時頃に行く予定だったのだが

時はすでに14時を過ぎていた。

まあ仕方がない。

だって…サーフィンするんだもん…聞いてないし…

ともあれ、さらにパシフィックコーストハイウェイを南下

ニューポートビーチを経てアーバインに入る。

ようやくBlackFlysに到着。

AKIRAくんにも久しぶりのご挨拶。

JACK兄さんは不在だったが、MorもSteevも元気そうである。

安心安心。

皆にお土産を手渡し、しばらく歓談。

新しいサングラスも購入し、兄貴からお土産まで頂き

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BlackFlysを出発。



帰り道、Ryanと軽く夕食のIn-n-out

美味しく仲良く頂いた。


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ここでRyanともお別れ。

「また会おうね!」と約束してハンティントンビーチを後にする。

さあて、時間もいい感じ。

再度、TOYOTAに向かう。

待ち合わせ時間ぴったりにJose登場。

Davidは来れなくなったそうだ。

Joseと彼の息子と3人でシューティングレンジ

いわゆる射撃場に向かう。

物騒な工業地帯、

もしくは内陸に2時間ほど走った砂漠の荒野を想像していたのだが

Joseは普通のオフィス街に車を停めた。

こんな所に射撃場?

受付に入るや否や心臓にまで響くような豪快な銃声

バン!バン!

というより

ドスン!ドスン!

というような重低音、否が応でも緊張する。

使用銃の申請を終え、身分証明を渡し

銃弾を購入

1発おおよそ100円

ビックリな価格だ。

この100円で人が簡単に死ぬんだ…

この100円ぽっちの弾で人が殺せちゃうんだ…

恐ろしいアメリカを目の当たりにした。


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シューテイングレンジはまるでボーリングのレーン

皆、競うかのようにターゲットに狙いを定め、ぶっ放していた。

早速Joseの銃の扱い方を教わり射撃

Hawaiiで射撃の経験はあったのだが


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初Kriss vector、初M4!

嬉しくてしょうがない。

あっという間に1マガジン打ち切ってしまった。


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手に残る反動の感触、肩に残る銃の衝撃、

何もかも初体験。

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あっという間にJoseが買った100の弾丸を使い切ってしまった。


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帰り際、ショーケースに並ぶ銃を見る。

あまりにも安い銃の価格に再度、衝撃を受ける。

自由な国、アメリカ

貴重な体験をさせてもらった。

ありがとうJose

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親子に別れを告げ、ホテルへと車を向ける。




まだ鼓膜に残る銃声

衝撃的な銃社会の現状

両手からは少しだけ火薬と鉛の重い匂いがした。

銃反対派や銃賛成派

互いの想いがわかったような夜だった。

この夜ばかりは、平和な日本が恋しく思えた。








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State of CaliforniaTrip

Day 4












つづく、、、





Don't Wanna Know : Maroon 5

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